株式会社方向舎

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通信

2年がたち、活動も充実しております

もうすぐ、倶楽部「道」が開所して2年がたちます。思えば2年前に倶楽部「道」を立ち上げた時は、1年やってみて継続できそうもなければ閉所になってもしようがないと思っていたのですが、なんとか2年維持させていただきました。1年が経過し、要望していた補助金の交付が得られませんでしたが、迷うこともさせてもらえる暇もなく運営委員会が存続を決定してくれました。それほど「道」の存在というものが意義のあるものになっていたのです。それは、通ってくるメンバーだけでなく、近所のおばあさんたちにも、無くてはならない存在となっていたからです。この1年は相当きつかったと言うのが正直なところでしょうか。来年度以降の見通しのなさ、資金と日常のスタッフの不足から、事業も本来の目標に向ってなかなか拡大しえず、ずっと忍耐の時機が続きました。それでも何とかやってこられたのは、「道」の多くの支援者のおかげであることは、間違いありません。そしてメンバーをはじめ、「道」にかかわって下さっている殆どの方々が、ああ出会えてよかったと思える人たちだったからだと思います。かつて、明治から昭和にかけて活躍した思想家徳富蘇峰は「人間は権利義務より大なり」という言葉を残しております。「道」の周辺を改めてみると、「道」はまさにその「人間の大なるもの」によって支えられているということを感じます。また今後「道」のよって立つところも、その一点にあるのではないでしょうか。

 しかし、こんな厳しい状況の中でも随分と充実した活動ができてきたことは、誇りに思います。昨年6月から始めた「道の市」も、質の高い商品のおかげで、少しずつではありますが地域に定着しつつあります。本来の目的の一つである就労の場としては、その労賃から言っても不十分なのは否めませんが、もう一つの目的である地域のコミュニケーションの場としては、ほんのわずかではありますが、動き始めています。50年、100年単位の目標ではありますが、家族が、制度的なものや法的なものではなくコミュニケーションによってその問題解決をはかるように、地域社会においても、かってそうであった様に同様であればと思います。そうした「心の垣根の低い社会」を再生することによって、障害者やその就労の問題、高齢者、子育て、教育、地域の安全などの問題も解決しやすくなるのではないでしょうか。そうした地域の準備が出来たときにはじめて、必要最低限の施設のみを残して、あとは脱施設へと向かっていけるのだと思います。その為には福祉に携わる側も、コミュニケーションを拒否するような、法や制度などの技術的な方法でのみ解決を目指す権利の一方的な主張は、それが抑圧された時などに限りあとは必要最小限に留めるべきだと考えます。

 「道」では、そんなコミュニケーションの広がりの中で、今までのビルの清掃に加えて、百人堂の清掃や年末のガラス清掃、封筒入れの仕事、パソコンを使ったカラオケ教室の歌集作りと最低労賃をクリアする仕事をいただいております。ただ、就労それ自体が目的にならないよう「やるに値する仕事」ということも大切にしたいと思います。とは言いつつ我々も忙しさにかまけて、コミュニケーションにおいて相当礼を失している部分があると思いますが、今後ともご指導とご支援の程よろしくお願いいたします。

代表 岩立実勇

千葉旅行

旅行旅行

11月の下旬に道のメンバーみんなと運営委員、近所の4人のおばあちゃんとで、千葉の勝浦へ行ってきました。県の福祉バスを借り、横浜をぬけて「海ほたる」で昼食をとりました。海底トンネルは初めてだったのでドキドキしました。ホテルも快適でゆっくりくつろげました。夜はお寿司屋さんで宴会。カラオケで盛り上がりました。
 翌日はハーブ園に行き、温泉には入れませんでしたがハーブティーをお土産に買いました。2日目は雨に降られてしまいましたが、素敵な思い出ができ、皆楽しそうでした。今度は遠い所へ行ってみたいです。(M)

旅行

11月に千葉に「道」のみんなとおばあちゃん達で旅行に行きました。福祉バスでホテルについて、お風呂はみんなぬるいと言っていたけれど、私には丁度よくて気持ちよかったです。お寿司屋さんの宴会の時もお酒を飲んだりカラオケを歌ったりして、とても楽しかったです。又、「道」のみんなとおばあちゃん達で楽しく旅行に行きたいです(あけみちゃん)


新年会

新しい年になって初めてのみんなの集まりでした。はじめは小原晃一さんのクラシック・ギターの演奏からはじまりました。とってもうまいギター! ! いろいろな国の曲を弾いてくれました。

新年会
自分の頭の中もいろんな国に行ったような気分にさせてもらいました。その後は、みんなで食事をしてお酒がはいったところで、それぞれみんなのアカペラ大会。とてもみんな歌がうまく、次にやるときは来ていない皆さんもぜひ参加してみてください。(タマちゃん)
由比ガ浜の「オリーブの木」で


仕事

新しい仕事  百人堂はり診療所の床清掃
百人堂は落ち着いていていいところです。頑張って続けていきたいです。小山先生はとてもやさしく気をつかってくださいます。場所も家から近くて便利です。お茶なども出して頂いたりします。(H.H) 

仕事

百人堂の掃除をしています。道の運営委員の小山先生の所なので、初めからリラックスしてやれました。雑きんかけの仕事です。30分位なので無理なく、とても楽しくやっています。終わった後に小山先生とお茶を飲んでお話してくるのも、また楽しいです。今小路荘から離れて外の世界に出てみるのも刺激になって、生活にハリがあります。続けていきたいです。(M) 

年末のガラス清掃
 年末にガラスの清掃の仕事が入りました。岩立さんがガラスを担当して、私たちは主に網戸の掃除です。網戸をはずし、それに外水道で水をかけて、スポンジタワシ2つで網戸がのびたりしないようにこすり、また水をかけ、水を拭き、またもとの場所へ入れます。立てかける所がないと困ってしまい、どれがどこへ入るものか考えながらやっても、間違ったりして、なかなかすっとは入らないのです。でも、おととしから何度もやってきて、少しずつコツを掴んできたという感じです。寒かったので、冷たい水がかかってしまって、風邪をひきそうになりながらなんとかやり終わりました(あ・と) 

長塚ビル清掃
 1人でやるので、水道の水はちゃんと止めたか、モップは決まった位置にちゃんと返したかとか、終わりのチェックは何度もします。仕事の日は、雪や雨が降らないで欲しいと思いながら働いています。(C.M) 


道の市

毎月第2土曜日に「道の市」があります。今まで販売と会計をやりましたが、冬になってお客さんが減ってしまいました。新商品の「おやき」などを入れて、そちらの方は売り切れました。売上げの方はまずまずですが、準備からチラシ配り、当日の用意、そして後片付けと2週目は忙しくしています。接客する時など、何と説明したらいいのかが、すぐ出てこなくて、お客様の質問にしどろもどろのこともありますが、それでも買っていただけた時は嬉しくなります。場所を無料で提供して下さる増澤さんや、ボランティアで手伝って下さる方々、品物の準備や整理をして下さる職員の方々のお蔭で成り立っています。準備をするのはだんだん慣れてきましたが、お金の計算は苦手です。(あ・と)


倶楽部道

新メンバーから見た倶楽部「道」

「道に入って」
私は、昨年末から道に入りました。まず驚いたのは、全然顔も知らない私のことを、ドアを開けたら「おはようございます」とか「こんにちは」と声をかけてくれたことです。また、帰りは同じ方向の人が待ってくれたことです。いつも大船駅まで決まった人と帰ってきます。当たり前の様であって当たり前ではないと思いました。また、毎日来ようが、休もうが連絡しなくて良いのは、逆に毎日来てもいいわけです。と、いうのは自宅にずぅーと居ても孤独でつまらなかったので、ともかく行くことにしています。「道の市」「ウォーキング」「パステル画」など色々オモシロイです。あとポスティングの仕事は大変ですが、いきなり「1人でやれ」と言われないので安心してできます。また、みんなは、とってもやさしいのでまず、「嵐の日」はありません。と、いってもあまり『馬鹿』をいってると誰も相手にしてくれないので、自然体にしていれば何かを探せます。間がぬける程の日もありますが、ちょっと現代日本はスピードを出しすぎていて、街行く人の心はすさんでいるので、ゆっくりと構えた方が自分が見えてくるのではないでしょうか?人のあたたかみと、じっくり考える人にはおすすめです。


ひな祭り

ひな祭り

お隣りの福本さんが、「ひな祭り」の由来を60年以上前の素敵な和紙に、筆を使って書いて下さいました。また、一句詠んでくださいました。 

雛まつり
雛祭りの起源ははっきりとは分からないが三月三日の節日に草餅や白酒を供える事は平安から室町ごろに始まりこれを節句(せちく)と呼んだ。この節句の行事の中にお祓いがあり人形(ひとがた)で体を撫で身のけがれや禍をそれに移して川などへ流し棄てた。この人形を棄てることをやめ家で飾るようになったのが 雛祭りのはじまりといわれている。棄てることをやめたのはひとがたをより美しく人形らしく製作するようになったためであるらしい。

これは江戸時代初頭から盛んになり初めは紙雛数対を立てかけお供物をしているのみで雛段はなかったといわれる。女達が集まり白酒を飲み御馳走を食べたりした。桃の花を飾る習慣も室町時代の上巳の節句には白酒を桃花酒と呼んでいるのでたぶんその頃が始めであろう。現在では女の子が生れて最初の三月三日から雛祭りをするがこれは江戸中期からのことであり誕生祝の意味を持つようになった。それは新興の町人社会の御家繁昌、子孫繁栄の願望のあらわれでもあった。俗に長女には座り雛、次女には立雛とする説もある。

棲み古りし終の栖や雛飾る  ツヤ

どうも有り難うございました

寄付及び物品の提供・ボランティア等援助していただいた方のお名前(敬称略)

省略させていただきました。Website管理者


パソコンを使った仕事もします。

宛名シールの作成・封入作業から発送まで


ガラス清掃します。(網戸込み)

1軒6000~10000円。(交通費などすべて込み)
*ガラスの枚数・大きさにより勘案致します
・ビルの窓ふき(ロープ作業)が得意です。ご相談ください。
・責任者は、プロとして4年の経験。
・その他、庭の草とりや、掃除などお気軽にご相談ください。

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