株式会社方向舎

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通信

「道の市」をはじめました

近年で、今年ほど異常気象を体感した夏はありませんでしたが、冷房設備のない「道」にとっては過しやすい夏となりました。ただ、お米等の作物や、鎌倉の観光産業などのことが心配です。

 6月より、向いの増澤さんのガレージを借りて、「道の市」を始めました。もともとは自助努力の一環として思いついたものですが、市の「イ」とは「集」、「チ」とは「道」の語源どおり「道の市」を通して、いろいろな人々とのかかわりを持つ事が出来ています。また、目的の一つにいい生産者を地域に紹介したいということがあります。流通が発達していると言われている現代ですが、社会のシステムなどの要因でまだまだ本当にいい物が、それを望む人々に届いていないと思います。そうした視点で、信州青木村周辺の本物を発掘して、鎌倉へ届けてくれているのが(株)方向舎です。また、電話でしかお話したことがないですが、とても親切な焼津の「ぬかや」さん、地元鎌倉で評判の和菓子を作っている「大くに」さん、藤沢の「遠藤竹炭の会」の富田さんなど、我々の趣旨をご理解頂き、質の高い商品を提供してくれております。いずれこの通信で紹介させて頂きたいと思います。また、扇ガ谷の「錦屋」さん、刀鍛冶の「正宗」さんにも、「道の市」のポスターを貼らせて頂いています。何よりも嬉しいのが、まだ始めてわずかに3回ですが、地域の方が、「美味しかった」とまた買いにきてくれる、いわゆるリピーターがついてくれたことです。これからも、本来の「市」の味わいである、生活に和やかなゆとりを加える様なものにしていきたいと思います。

 さて、今年も倶楽部「道」では補助金交付の申請をしておりますが、補助金が我々の最終目的ではなく、我々の目指すところはあくまでも自立であります。自立というのは個としての自立だけではなく、共同体の中でお互いに支えあうシステムを構築していく地域としての自立でもあります。ただ、現在の状況では、精神障害者の自立の問題というのははなはだ困難な課題であります。そう容易に解決できない問題であるので、あくまでもその解決の段階で行政の支援が欲しいということです。また、最大限の自助努力をしても尚抱えているハンディが大きくて自立の難しい部分で社会保障をして頂きたいということであります。いずれは、「私たちの倶楽部は自立できますのでもう補助はいりません」と言える様になる事を、遠い道筋の先にみて努力していきたいと思います。

 また6月より、清掃業の仕事を、GOODクリーンの後藤さんより頂いております。この8月で、新人研修期間を終え、他の従業員と同様に時給も100円UPし、1000円となりました。作業所の仕事がどちらかというと施しの要素を少なからず含んでいるところで、きちんとその仕事の評価して頂いているということは、当然といえば当然かもしれませんが、有難いことであります。ビルのオーナーや店子からも喜ばれているということで、最初は職員やボランティアが仕上がりを確認をするなど支えてきただけにとても嬉しくなりました。

 鎌倉をはじめ、信州や焼津などに私たちの倶楽部を支えて下さっている多くの人々がことを、とても心強く思っております。そのお気持ちに応えるべく、努力していきます。

代表 岩立実勇

特集

「道の市」 

道の市
今年の6月に初めて「道の市」を開きました。お向かいの増澤さん宅をお借りしていろいろな物を売っています。8月は山羊のチーズや無添加味噌に始まり、道オリジナルのティッシュボックスなども並べました。まだ慣れていませんが元気にやっています。毎月第2土曜日の予定です。道メンバー一同皆様のお越しをお待ちしています。(M)



「ビル清掃」
長塚ビルを週3回、3人交替で週1回1時間ずつやっています。最初のうちは朝起きるのがつらくて続きそうもなかったのですが、続けていくうちに、朝、起きる自信がついたような気がします。掃除が終わった後は、爽快感があって、とても気持ちがいいです。(C.M)

清掃
ひとりが週3回を一度ずつ、3人で交替で清掃しています。朝の8:00から(8:30からの人もいます)なので早起きするのが大変ですが、慣れてきました。清掃場所は、階段などの共用部分とトイレをひとつです。エレベーターの中もやりますが、人が来ないうちにやるのが難しく、いつも急いでやっています。階段は前はモップがけに力が入ってへとへとでしたが、今はそれほどでもなくなりました。今、夏なので閉めてあったビル内は暑くて汗をふきふきやっています。清掃を3人交替でやっているので、ビルの方が見て清掃員だとわかるようにと、ターコイズ・ブルーのポロシャツを制服として着ています。  清掃をした後、9:00~10:00は「道」へ行って休ませてもらっており、今小路荘のシャワーも使わせて頂いています。清掃のチェックを岩立さんがして下さっておりますが、いずれはちゃんとひとりでできるようになりたいと思います。(あ・と)


「KSC清掃」 

清掃
プールのシャワールームの仕事です。シャワールームの蛇口の磨きと、ポリッシャーで床を磨く仕事です。とても暑く汗をかきながらやっています。でも、やりがいがあり、カビキラーで服を白くしながら働いています。蛇口はあまりうまく湯垢がとれづらいですが、一生懸命に仕事をしています。 みなさんもぜひ一度やってみてください。とても面白い仕事です。(タマちゃん



「ポスティング」
毎月3日間かけて、チラシを配っています。月によってチラシの部数が違うので量が多い時と夏場の暑い日に配る時が大変ですが、一軒ずつ歩いていると、とても良い運動になるので楽しいです。(H.N)

 ポスティングは夏は暑くて大変ですけど、今度は草刈の仕事をしてみたいです。身体を使う仕事をしてみたいです。いろいろな仕事をしてみたいです。だけど、苦手な仕事とかがあります。午前中の清掃の仕事も朝起きられるようになったら、やってみたいです。(H2)

 ポスティングは、女の子と一緒だったので、思っていたより楽しかったです。私は障害者なので、あまり普通の仕事をするのが、ノイローゼになるので大変です。(田村伸介)

ガラス清掃します。(網戸込み)

原則として1軒6000円。(交通費などすべて込み)
*ガラスの枚数・大きさにより勘案致します
・高所(ロープ)作業を含む場合もご相談ください。
・現場責任者は、プロとして4年の経験。
・ その他、庭の草とりや、掃除などお気軽にご相談ください。

パソコンを使った仕事もします。(宛名シールの作成など)

バザー・市の品をご提供ください

倶楽部「道」では、10月末にバザーを計画しております。
ご家庭で不用になったもののご提供をお願いします。
例えば・・・

  •  ・衣類(洗濯済み)
  •  ・電化製品、家具
  •  ・食器類
  •  ・その他、ご相談ください。

富士山登頂

富士山登頂

大塚さん(レスカル)の何年越しかの夢である富士山登頂の話を聞いたのは「ゆんたく」の時で、岩立さんの登山に興味をもっていた私は、一生に一度は富士山に登りたいと思い、参加を決意いたしました。始めに金時山へ「富士山への道」として7月に登らせて頂きました。山が初めての私は金時山でも頂上に登って感動していました。しかし帰ってきて、運営委員の清水さん達にお話したところ、1213mの金時山は丘のようなものだと言われてしまいました。
 「富士山に是非登りたい」その想いは高まり、仕事も3日休み、8月24、25日の2日で、富士山に登らせて頂きました。新5合目からの出発、岩立さんの友人広島さんの後をついて登りが始まり、7合目で泊まることになりました。睡眠はあまりとれず、御来光を見ることが出来るように出発しました。御来光を見た後、残すは登頂のみとなりました。無事登頂を終え、一番頂上に立った時は涙が出そうになりました。皆さんのお蔭でここまで来れたことに感謝致します。下りを甘く見ていた私は、下りのきつさをここから味わうことになりました。たんたんと歩く方々に連れられ、ひざにサポーターをまき、何とか降りていきました。下りはとにかくきつい、これほどまできついと思いませんでした。下に見える車の列がほとんど近づかない気がいたしました。7合、6合、そしてやっと新5合目の出発点が近くに見えてきました。一時はどうなるかと思いましたが、やっと下まで降りてきました。下山して皆で握手をし合いました。歓びはひとしおです。吉原さんも下山は楽そうに降っていました。ひざの痛みもやわらぎ、無事富士山登頂、下山を終えました。来年は北岳?に登るそうです。大塚さん達は是非登りたいということですが、私は今まだ下山の苦しさでいっぱいです。何かと体を鍛える活動に参加したいと思います。 (たかちゃん.M)

 とにかく大変でした。とても疲れました。富士山に登る3日前からドキドキ気分でした。 当日富士山を目の前にしてなんて大きい山だろうとみんなで思いました。登りはじめて8合目で頭がすこし痛くなりました、頂上にまで行けるかと心配になりました。でもみんなで無事に頂上につくことが出来ました。頂上に登ったとき、すこし涙が出そうになりました。感動しました。 ぜひ一度みなさんにも登ってみるとよいです。言葉にならない感動があります。 (タマちゃん)

どうも有り難うございました

寄付及び物品の提供・ボランティア等援助していただいた方のお名前(敬称略)

事業立ち上げ準備会からの報告

春より月に1~2回の打ち合わせをしています。作業所「道」の皆の意見を参考に「食べもの屋」「惣材屋」という方向で動いています。市内の店の様子見や味見をしたりメニューや経費、働き方の分担や場所などの検討を続けています。
 又、先月末には、福祉センターの調理室で25人分のおかず作りの試しをしました。「道」や近隣の人に試食をして貰い、貴重な意見を聞くことが出来ました。
 現在一番の課題は、店舗の場所。やはりなかなか難しいです。何かよさそうな物件がありましたら、お教えください。(ひ) 

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