あさつゆでは環境にやさしい農業を推進するため、エコファーマー取得者を増やす取り組みを進めています。現在29名が取得し、今年(平成19年)も新たな取得を目指し、組合員も積極的に講座を受講しています。
エコファーマーとは?
 近年、化学肥料・化学農薬の多用により生じる環境汚染や農地の地力低下が問題となっています。そのため環境に配慮しつつ農地の生産力を維持・増進するバランスの良い農業を行う意義が高まっています。
国の法律
に基づき以下の 1.土づくり 2.化学肥料低減 3.化学農薬低減 の3つの技術に一体的に取り組む計画を作成し、県知事の認定を受けた農業者がエコファーマーです。 
持続性の高い農業生産方法の導入の促進に関する法律(持続農業法)
(例)ホウレンソウ栽培の場合
1.土づくり技術:堆肥を施用する
2.化学肥料低減技術:油かすなど有機質肥料を使用する
3.化学農薬低減技術:寒冷紗を被覆するなど栽培上無理のない範囲で以下の技術を組み合わせれば良い。
あさつゆで使用しているエコファーマーシール
認定を受けた農業者は農産物の包装容器・ポスター・チラシなどに認定マークを表示することができます。
直売センター等では販売コーナー等にもエコファーマーであることを表示することができます。
【組み合わせ技術一覧】
技術名 具体的な技術内容
土づくり技術 1.堆肥等有機質資材施用 土壌診断を行い良質な堆肥などを施用する
2.緑肥作物利用 土壌診断を行いレンゲなど緑肥作物を栽培し農地にすき込む
化学肥料
低減技術
1.局所施肥 化学肥料を根の周辺等に局所的に施用する
2.肥効調節型肥料施用 肥料成分の溶け出す速度を調節した化学肥料を施用する
3.有機質肥料施用 油かすなどの有機質肥料を化学肥料に代替して使用する
化学農薬
低減技術
1.生物農薬利用 農薬登録を受けた天敵生物等を利用して病害虫を駆除する
2.フェロモン剤利用 フェロモンの特性を利用してトラップで捕殺したり交信を撹乱する
3.対抗植物利用 土壌中の有害動植物を駆除する効果のある植物を栽培する
4.被覆栽培 フィルムなどの被覆資材を用いて有害動植物の付着を防止する
5.除草用動物利用 アイガモ、鯉などを水田に放し飼いにして雑草を駆除する
6.マルチ栽培 フィルムや紙マルチなどで土壌表面を被覆し有害動植物を防除する
7.機械除草 機械を用いて雑草を駆除する